作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

哲学入門(バートランド・ラッセル著)14章 メモ(2)

ラッセルの哲学入門(参考1)14章「哲学的知識の限界」の、抜粋と読書メモです。 P175、4行~P176、10行 ヘーゲルの構想は崇高であり同意したいと思ってしまうものだが、正当化できない前提が多く含まれる。この体系は「不完全なものは自立できず、他のもの…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)14章 メモ(1)

ラッセルの哲学入門(参考1)14章「哲学的知識の限界」の、抜粋と読書メモをはじめます。 P172、1行~P173、2行 多くの哲学者が、形而上学的論証によって宇宙や宗教の真理や、物質が幻想にすぎないことや、絶対的な悪は存在しないことを証明したいと願って…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(10)完了

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。13章はこれで完了です。 P171、6行~16行 同じことが哲学的仮説にも言える。単独では疑わしく思える蓋然的見解も、一群の蓋然的見解の秩序を整え、斉合性を備…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(9)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P169、7行~P171、6行 派生的知識のもととなる「前提」は、一定程度自明でなければならない。また、その前提とそこから推論される帰結との「つながり」も同様…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(8)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P168、12行~P169、6行 第二種の自明性は、複合物を知覚することではなく、はじめから判断に属する。この自明性は、最も高い段階に属するものから低いものま…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(7)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P168、1行~P168、11行 しかしこの種の自明性は、たとえ真理を保証しても判断が真であると確信させてはくれない。これはどんな判断についても言える。例えば「…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(6)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P166、15行~P167、16行 第11章の最後で自明性には真理の絶対的な保証を与えるものと部分的にしか保証しないものの二つがあるとした。いま我々はその区別が…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(5)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P165、7行~P166、13行 誤りえないという意味で、ある種の真理を自明なものとしてそれ以外のものから区別する可能性がある。前章では、「信念が真ならば、信念…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(4)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P164、16行~P165、6行 (ここまでは派生的知識について考察したの)だが、実は直観的知識の方が難問だ。派生的知識は直観的知識を頼りとして考察すればよいが…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(3)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。今回は長いです。夜更かししちゃいました。眠いです。私の文章も変です。 P162、14行~P164、15行 直接的知識を調べる前に派生的知識の定義について考察する。 …

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(2)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモの続きです。 P162、2行~13行 (前述の「前提が真であっても間違った論証過程から導かれた結果は知識とはいえない」を受けて、)「知識とは真なる前提から妥当な論証過程を…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)13章 メモ(1)

ラッセルの哲学入門(参考1)13章「知識、誤謬、蓋然的な見解」の、抜粋と読書メモです。 P160、1行~P162、1行 本章ではどうすれば真偽を知ることができるかという問題について考察する。 「この信念は誤謬ではない」ということを調べるとき、そもそも私た…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(18) 12章完了

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。今回で12章は完了です。 P158、4行~P159、16行 信念に関連した複合物に信念が対応するとき、信念は真である。そうでないときは偽である。これが真偽の定義となる。 (繰り返し…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(17)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。 P157、2行~P158、3行 信念が「信じる」という関係でつながれた複合体の対象の一つは関係(例えば「愛している」)でなければならない。「オセロは、デズデモナがキャシオを愛し…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(16)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。 P156、9行~P157、1行 関係は主体と対象を一つの複合的な全体に縫い合わせる。各項は複合的なこともあり単純なこともあるが、全体は必ず複合的である。複数の項からなる一つの複…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(15)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。 P155、8行~P156、8行 以上で真と偽の区別をどう判断するかが分かった。 定義すると、(1) 判断するときにはいつも、判断する心と判断が関わる諸項がある(2) 心を判断の「主…

力が欲しいか!!

タイトルの「力が欲しいか!!」は皆川亮二作の漫画「ARMS」に出てくる破壊の王ジャバウォックの名セリフだ。最近、私も力が欲しいよジャバウォック~とつくづく思ってしまう。この漫画で言うところの力とは破壊の力のことだが、私の生活にそんな物騒なもの…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(14)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。今日の部分はよく分かりませんでしたが、理解したかもしれないところまで書きます。 P154、7行~P155、7行 判断を「心が、命題に含まれる対象すべてに対して別々に関わる関係」と…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(13)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。 P154、4行~6行 この理論は否定されないまでも、可能な限り避けたい。 <読書メモ> この理論とは、「オセロの前に、オセロの心と独立してデズデモナのありもしない不倫の愛を示…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)12章 メモ(12)

ラッセルの哲学入門(参考1)12章「真と偽」の、抜粋と読書メモの続きです。 P153、3行~14行 関係が成立するのは二つの項の間だけではなく、三つの項や四つの項、あるいはそれ以上の項を必要とするものもある。例えば「間にある」という関係においては、三…