作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第10章、その2)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は10章の註に関する。 以下、本文抜粋。 P1751、 ヒュームの帰納の懐疑とグルー 太陽は明日も昇る、蚊に刺されるとかゆくなる…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第10章、その1)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は10章に関する。本章はグルーとブリーンという思考実験に関する説明をもとに、デイヴィドソンへの反論がひとまず完了する。 以…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第9章、その2)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は9章の註に関する。 以下、本文抜粋。 P1501、 会話のなめらかさ 9章の会話のなめらかさとは、相手の発言を理解できるという…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第9章、その1)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。抜粋といいながら、私の理解した言葉に書き換えているので幾分かの誤りは含んでいるはずだ。分からなくなったら必ず本書に戻って読み直…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第8章、その2)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は8章の註である。 以下、本文からの抜粋。 P1321、 クワインにとっての概念枠 クワインにとって概念枠は理論であり命題の集合…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第8章、その1)

本書(参考1)はヴィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。真理とか主張とか真偽とか絶対などの言葉の抵抗感はラッセルの哲学入門(参考2)を読んだことで幾分か薄らいでいるような気がする。つな…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第7章、その3)

本書(参考1)はヴィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は7章の註(P112 ~P122)について抜粋する。 註は用語の曖昧さを排除するための解説だ。著者は後から読んでもよいとしているが…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第7章、その2)

本書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。本記事は7章の後半(P108 ~P112)について抜粋する。ここから著者はデイヴィドソンへの反論を始める。反論のポイントは著者の考える「…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第7章、その1)

タイトルの書(参考1)はウィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。本記事は7章の前半部分(P102~P107)、デイヴィドソンの「異なる概念枠を考えることはできない」という主張の解説について抜粋する。 P102 デイヴィドソンの議論は「もし…

「語りえぬものを語る」 読書メモ(第6章)

タイトルの「語りえぬものを語る」(参考1)はヴィトゲンシュタインの研究者である野矢茂樹氏の著書だ。難しいので抜粋とメモを残しながら読みたい。 <私的メモ:本章のポイントは真理の絶対主義と相対主義についてだ。後半は概念について。真理が我々の持…