作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

運命が見える女たち (読書感想文)

この小説は占い師を取材したドキュメンタリーという形をとっている。そして随分とエッジの効いた占い師達が出てくる。著者とは電話で話すだけだが、会ったこともない著者のことやその人間関係をどんどん当てていく。コールドリーディングング的なテクニック…

怖い話が大好きなのです (死ぬのが怖い)

恐怖映画とか心霊動画とか怪談とかを、あり得ないよな、と突っ込みを入れながら見たり聞いたりするのが好きだ。怪談はノスタルジーであり、疲れた時に口にしたくなるチョコレートに似ている。 私には霊感も無いだろうし、今後も幽霊を見ることはないだろう。…

自分が決める価値 

昨日(3月28日)のブログ「価値は外部が決める」で自分では自分の価値が決められないと書いたが、またも前言を撤回したい。自分で決めることのできる価値があった。カントの言う道徳的価値である。 難しいので私の手に余るのだが、説明してみたい。 道徳的価…

価値は外部が決める

机の価値は使用価値と交換価値だとマルクスは言う。どちらも他人が決めるもので、机の価値は後から付与される。 じゃあ机じゃなくて人間ならどうだろう。 3月23日のブログで「献身の人」を書いたが、たとえ面倒くさい人であっても周囲がその人の助けを求める…

やっぱり外見だよね

お洒落じゃないことが裏返って格好いいとか、人間って中身だよねとか言っていられるのも若いうちだけだ。 みっともなくない、不快感を与えない外見の人だという評価が欲しい。まず痩せろとか、性格がそもそもあれだとか、滝に打たれて座禅組めとかじゃなくて…

突然美しくなったとしよう(思考実験)

外見を気にするのは若い人ばかりではない。もう少しだけ美しい容姿をと願うのは女性だけではない。中年男性でも自分の容姿は見苦しくないかと気にする人は多いだろう。 しかし、気になるのは本当に容姿なのだろうか? ちょっと思考実験をしてみよう。 あなた…

献身の人

キェルケゴールによると献身は女性の特性らしい※。私の二十年来の知人にも献身の人がいる。しかしその人は男性だ。 彼は強面である。正論を言い非常に気が利いて役立つことなら依頼主が気付かぬことまでやってあげる。 それはとても素晴らしいが難点がある。…

あおり運転とニーチェ的ルサンチマン

彼はまず「悪い敵」を、すなわち「悪人」を考想する。(中略)その対照物として、更にもう一つ「善人」を案出する――これが自分自身なのだ!…… (道徳の系譜 ニーチェ著、木場深定訳、岩波文庫、第76刷、P51より引用) あおり運転をする人は、前を走る車を「…

ダンス最強説

運動神経が良いとは何かを考えてみた。それは自分のイメージ通りの形と強さとタイミングで体を動かすことが出来るということだろう。タイムや距離を競うスポーツから始まって球技、格闘技、果ては楽器演奏や歌唱に至るまでその概念は同じだと言える。 しかし…

「夜の」

「夜の」は親父ギャグの便利アイテムである。そしてプロ野球と相性が良い。例えば夜のホームラン王、夜の盗塁王、夜の三振王など。早い話が下ネタセクハラワードだ。昭和だなあ。 他にも昭和っぽく意味ありげに聞こえる言葉はあるだろうか。「男と女の」「魂…

密かに進む人材不足

この世の中の半分は賃金の発生しない仕事から成り立っている。家事育児からPTA、町内会、スポーツ協会のようなボランティアなどなど、数え上げればきりがない。 団体となれば、手伝おうという人を探すだけでも大変なのだが、中枢を担う後継者の育成となると…

怖い話が大好きなのです (人は人が怖い)

怪談をひとつ。 ・・・雑踏の中に死んだはずの知人が歩いていた。・・・ 「まじで怖い。絶対それ幽霊ですわ。」これが素直な反応だ。 ではもうひとつ。 ・・・蟻の行列の中に死んだはずの蟻が一匹まぎれていた。・・・ 「ええと、なんの話ですか。」今度はこ…

怖い話が大好きなのです

角川文庫の「新耳袋」(木原浩勝、中山市朗著)はとても良い。短い怪奇談が99話納めれらているが、そのほとんどの話は「不思議なことがあった」で終わっている。原因があまり書かれていないし、ひどい目にあった話も少ない。それが良い。 世の中の怪談は原…

他人の考えと自分の考えを区別できるのだろうか

無節操だが、当ブログの第1回目に書いた「他の人の考えをあたかも自分の考えのように書かない」という宣言は撤回したい。 こう宣言してしまうと何も書けないことに気付いたからだ。せめて「このプラモデルは私が組み立てた」くらいにしておきたい。「私がプ…

お年寄りの顔の写真集があればなあ

たくさんの皺が刻まれたお年寄りの顔はとても良い。そういう写真集はいかにもありそうだが、案外無い。若くて均整の取れた顔は美しいけれど、つるんとしすぎて面白みが無い。 お洒落な外国の老夫婦や、還暦を過ぎた有名人の顔の写真集は見たことがある。しか…

何か書くと楽しい、かもしれない。

何か書くと楽しい、かもしれない。書いて確かめたい。 ただし、知らず知らずのうちに他の人の考えをあたかも自分の考えのように書いてしまうことだけは注意しなくてはならない。記憶力に自信が無いので、やってしまったらごめんなさい。 とにかく、ブログの…