作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

他人の考えと自分の考えを区別できるのだろうか

無節操だが、当ブログの第1回目に書いた「他の人の考えをあたかも自分の考えのように書かない」という宣言は撤回したい。

 

こう宣言してしまうと何も書けないことに気付いたからだ。せめて「このプラモデルは私が組み立てた」くらいにしておきたい。「私がプラモデルというものを考え出した」と言い出さない様にしたい。だけど露骨にパクってしまったらやっぱりごめんなさい。

 

そもそも自分の考えと他人の考えを区別することはできるのだろうか。言葉が概念の共有を目的に使われている以上、組み合わせにオリジナルっぽさを持たせることはできても、完全に独自の意見の述べることは難しいように思える。

 

独自の意見とは新しい概念のことだ。新しい概念を含む言葉は一般的な言葉であっても部分的に常識から外れなければならない。外れた部分は第三者と共有されていないので、分かってもらうには論理的な説明を尽くさねばならない。そしてそれが普遍的だと理解された時、その人は哲学者と呼ばれるのだろう。

 

そんな訳でオリジナルは玄人に任せ、私は買ってきたプラモデルを組み立てよう。