作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

密かに進む人材不足

 この世の中の半分は賃金の発生しない仕事から成り立っている。家事育児からPTA、町内会、スポーツ協会のようなボランティアなどなど、数え上げればきりがない。

 

 団体となれば、手伝おうという人を探すだけでも大変なのだが、中枢を担う後継者の育成となるとどこも頭が痛いのではないか。

 

 そして、団塊の世代の人口ピークが70歳を超えたことと65歳定年が増えつつあることが、60代を中心とする団体の活動の継続に更に影を落とす。今迄それらを支えてきた人材が不足する時代に突入し、当たり前に享受されてきた社会的サービスが縮小する。高齢化社会なのに60代が不足するという、若者から見れば誠に奇妙な世の中がじわじわと迫りつつあるのだ。

 

 人を手段ではなく目的として見ることが出来る人が増えれば良いのだろうか。カントでも読もう。