作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

良くないと思うことはやってはいけない

 良くないと思っていることはやってはいけないなんて、当たり前の話で恐縮です。


 例えば喫煙。健康を気にして止めた方が良いと思っているけど止められない人がいたとします。その人は、もし健康のためにジョギングでも始めようかなと思ったとしても、タバコ止める方が遥かに健康に良いよなあと考えてしまい、ジョギングを躊躇することがあるかもしれません。運動不足の人は禁煙までしなくとも、ジョギングやちょっとした運動をした方が良いに決まっています。しかし、タバコを止められないことで気持ちにブレーキを掛けてしまうとすれば、それは良くない事の連鎖になってしまいます。


 他にも、ダイエットしなくちゃなと思いながらついつい高カロリーの菓子やパンを食べてしまう人は、ヘルシーな食事を選択できるのに「後でお菓子を食べちゃうから意味ないよ」と思ってヘルシーな食事を選択しないかもしれません。負けても負けてもギャンブルが止められない人は、お金は大事なんだけどと思いつつも百円、二百円の節約を馬鹿らしく感じるかもしれません。

 

 良くないと思っていることを続けていると、良いことをしたい気持ちにブレーキがかかります。そして小さな綻びは綻びの連鎖を生み、次第に大きくなります。

 

 良くないと自覚しているうちはまだ救いがありますが、次は自己正当化でそのことを考えなくなります。もっと進むと謎の理論による肯定が始まります。この段階になると人に迷惑をかけてしまう場合もあると思います。

 

 良くないことが止められない、ここには必ず理由があるはずです。その理由をまっすぐ見つめるためには、私は私が弱いことをまず理解しなければならないのでしょう。