作文練習

何か書くと楽しい、かもしれない。

怖い話が大好きなのです (人は人が怖い)

怪談をひとつ。

 ・・・雑踏の中に死んだはずの知人が歩いていた。・・・

「まじで怖い。絶対それ幽霊ですわ。」これが素直な反応だ。

 

ではもうひとつ。

 ・・・蟻の行列の中に死んだはずの蟻が一匹まぎれていた。・・・

「ええと、なんの話ですか。」今度はこんな反応が返ってくるに違いない。

 

誰かが言っていたような気がするが、やはり人は人が怖いのだ。怖い話の先には常に得体の知れない誰かが居なければならない。

 

ひょっとすると恐怖以外の感情の向こうにも、希望と失望の向こうにさえもいつだって人間が居ると言えるのかもしれない。しかしこの展開はさすがに話が飛びすぎか。